血糖値を下げるにはどんな運動のやり方が良いのか?

こんにちは!Dr.サカモトです。

GWはいかがお過ごしでしょうか?

運動に関するブログを書くのが楽しみですね。

 

さて、今日は運動による血糖値の下降について。

https://journals.physiology.org/doi/full/10.1152/japplphysiol.00608.2016?rfr_dat=cr_pub++0pubmed&url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori%3Arid%3Acrossref.org

Hatamoto et al.の論文を紹介します。運動による血糖値の下降には、食事前後の運動よりも、一日中を通して間欠的に運動を行うことが効果的だということがわかりました。このことについて、もう少し詳しく解説していきたいと思います。

 

血糖値とは、体内のブドウ糖(グルコース)の濃度を示す値です。高血糖は、糖尿病のような疾患の原因となることがあります。運動は、筋肉を動かすことでブドウ糖を消費し、血糖値を下げることができます。これまで食事前後の運動の効果を検証した研究がありましたが、どちらが良いのか決着がついていませんでした。

一方、一日中を通して間欠的に運動を行うことで、血糖値を下げることができます。具体的には、3分程度のスロージョギングを1日に合計20回行うと食事前に運動をした群と食事後に運動をした群と比較して朝から昼までの血糖値が有意に低下していたことが分かりました。この方法は、短時間で効果的に血糖値を下げることができ、運動に費やす時間も少なくて済むため、忙しい人にもおすすめです。

 

また、間欠的な運動は、筋肉の質を向上させる効果もあります。筋肉の質が向上することで、代謝が改善され、血糖値の調整も容易になるとされています。

さらに、間欠的な運動は、運動不足に陥りがちな現代人にとっても有効です。通勤や通学時に自転車を利用したり、エスカレーターではなく階段を使うなど、日常的な動作を工夫することで、運動量を増やすことができます。

 

最後に、間欠的な運動を行うときは、短時間でも強度を上げることが重要です。とは言っても激しい運動はタブーです。ニコニコ笑顔が保てる程度の運動でも十分に日常よりも強度が上がっています。強度が高ければ、血糖値を下げる効果が高くなります。常に自分の体力や健康状態に合わせて運動することが大切です。

 

以上が、Hatamoto et alの論文からの私のお勧めできる運動法です。

是非、日常からこまめに動くことを意識してみてください。