管理栄養士のKanaです。
三大栄養素の中でも特に筋肉と密接な関係を持つタンパク質ですが、食事で良質なタンパク質を摂ることも必要となってきます。
タンパク質を摂ることは大前提。もう1ランク上を目指すのであれば良質なタンパク質を摂ることです。
では、良質なタンパク質とはどういうことか。タンパク質を選ぶ基準としてよくタンパク質含有量を見ることが多いです。
(100gあたり●g含まれているか)
これも重要なことですが、さらに良質なタンパク質を見極めるのであれば「アミノ酸スコア」に注目することです。
このアミノ酸スコアとは、体内で合成できない必須アミノ酸の含有率を点数化したものです。このアミノ酸スコアが100の物は、9種類のアミノ酸のバランスがよく含まれています。すなわち良質なタンパク質と判断できます。
1985年にFAO(国際連合食糧農業機構)/WHO(世界保健機関)/UNU(国連大学)が算出したアミノ酸スコアは肉類(牛・豚・鶏)、魚類、卵、牛乳、大豆は全て100となっています。逆に穀類やいも類などはスコアは低いです。またイカ・タコ・エビ・カニ・貝などはスコアが70~80となっているため魚類には分類されません。
ちなみに当初大豆のアミノ酸スコアは86とされていましたが、見直しにより100に改訂されています。動物性タンパク質だけでなく、植物性タンパク質も良質なタンパク質であることが分かりますね。
以上のことを踏まえて、私はいつも上記の物をオススメしています。
タンパク質を摂るのは筋トレしている時は勿論のこと、減量中にも必要となってきます。いかに良質なタンパク質を摂るかという所にも重点を置いてみると良いです。